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自立支援型地域ケア会議 あり方検討会

今日も小林でのびのび生きております。あどみんです。
あどみんの妻がよく形容するのですが「小林はほどよい田舎」です。

とても困りすぎることにはならない範囲での生活に必要なものは、十分にそろっています。もちろん、便利すぎることはありません。
ただそれは、健康状態が保たれて、自分の生活に必要なことの多くが自分で賄えたり、提供されている商業サービスにアクセスできることが前提になります。

健康状態に対しては国民皆保険制度、日常生活の介護に対しては介護保険制度などが主要な保険制度として提供されています。
地域包括ケア・システムの考え方からは、上記のような公的サービスだけではなく、インフォーマルサービス(公的なサービス以外のもの)が必要不可欠と言われています。

小林市でも自立支援型地域ケア会議が始まり、だいぶ経ちました。あどみんは当初より関わらせていただいています。
自立支援型地域ケア会議が取り沙汰されて、地域包括ケア・システムの核であるかのように扱われることもありますが、あどみんはそうは思いません。

どちらかというと末端だと思います。

自立支援型地域ケア会議は、地域リハビリテーション活動支援事業の一部に位置づけられます。
ただし、自立支援型地域ケア会議には5つの機能が想定されているために、地域包括ケア・システムへの貢献が期待されています。

小林市では、この5つの機能を発揮していくために定期的に「あり方検討会」が開かれています。
自立支援型地域ケア会議に参画する様々な立場の代表者が会して、振り返りとこれからのあり方を再整理していく場面です。

先日このあり方検討会に参加してきました。日頃、行政や介護支援専門員の方々には非常にお世話になっています。
今回の会議では、改めてこれまでの小林市における自立支援型地域ケア会議の役割を振り返り、次のステップを確認しました。

養成校でも地域リハビリテーション振興の重要性を学びました。リハビリテーション専門職は、確かに対象者のリハビリテーションのために努力します。しかし、対象者の生活は地域の中で営まれるので、地域そのもののリハビリテーションが進まなければうまくいきません。
社会から求められるものと、リハビリテーション専門職として社会へ求めたいもの、しっかりと手を取り合って活動していきたいと思います。

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2022年度 失語症者向け意思疎通支援者指導者養成研修修了者の集い

研修への参加ばかりしている気がしますが、実際は他のことでも楽しんでいますよ。あどみんです。

失語症者向け意思疎通支援者指導者養成研修に参加したことは、以前書きました。
今回はその研修を修了した人が集まる会に参加しました。

日本全国で、失語症者向け意思疎通支援事業は開始されています。しかし、その進捗は地域差がありますし、ボランティアを派遣するわけですから様々な課題があります。
宮崎県はまだまだ事業の実際は開始されておらず、意思疎通支援者の養成が進んでいる状況です。
先進している自治体では、既に実際の意思疎通支援者の派遣が開始されています。それらの経験を参考にしながら、宮崎県の実践にも協力していきたいと思います。

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JSPEN2022に参加しました。

私たちの体は食べたものからできています。当たり前ですが日頃意識しにくいことですよね。
それでもお酒大好き、あどみんです。

先日、出張でJSPEN2022(第37回日本臨床栄養代謝学会学術集会)へ参加してきました。
出張とは言っても、コロナ禍の現在ですからオンライン聴講です。
5月31日から6月1日の2日間でしたが、非常に多くのプログラムが企画されており、興味があるもの全てに参加しようと思うと体が後3つは欲しくなるほどの密度でした。

今回の学会参加の目的は、栄養にフォーカスされた学会に参加することで、言語聴覚士として関わっている「食べる」ことで患者さんの改善に寄与する新たな道筋を見つけることでした。
加えて、これまでの自身の関わり方も見つめ直したかったのです。

患者さんのADLの改善には確実に栄養が重要です。活動の向上は、代償手段の獲得でもどうにかなる場面がありますが、心身機能の改善が摂取された栄養が体を作ることでなされることも、改めて意識できました。
心身機能が改善されれば、当然活動も向上しやすくなります。

活動と参加を向上するためには、ご本人ご家族、関わる人々の「気持ち」も大事になります。それを後押しするのはコミュニケーションだと信じています。

これからも定期的に参加することで栄養戦略を理解し、「食べる」「話す」「聞く」を手段に寄与できる幅を広げ、深めていきたいと思います。

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5月の献血

みなさん献血していますか?「献血はライフワーク」と公言しています、あどみんです。

新型コロナウイルスのパンデミックから献血量の不足がずっと続いているらしいです。宮崎県赤十字血液センターさんの公式LINEからは、献血に関するイベントやキャンペーンなど様々な情報が届きます。
複数回献血クラブ「ラブラッド」に登録していると、献血の予約や「あと何日で献血できる?」、献血時の血液検査記録の確認などができます。

高校生の時に初めて献血(当時は宮崎市内に住んでいたので献血ルームに行った)してからやっと21回目です。
最短ペースで献血していればもっとできたのでしょうが、福岡でゲームクリエイターをしていた頃はかなり生活が不規則だったので、全然献血をしていませんでした。
今思えば「もったいないことをした」と思います。

今年度も宮崎県からは「宮崎県献血推進計画」が示されています。

「献血がなぜ必要なのか?」しっかりと説明、ディベートできる大人はどれくらいいるのでしょうか?
ちなみに、あどみんはそれほど自信ありません。今も献血・輸血については勉強中です。

輸血しなければ治療できない状態の患者さんが、輸血を受けることで回復される様子を目にします。あどみんの血液もそのように活用されれば嬉しいかぎりです。

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いらしゃいませ新入職員さん

新年度です。今年度もよろしくお願い申し上げます。あどみんです。

新年度と言えば、新社会人ですね。
今年度も池田病院のリハビリテーション科には、新入職員を迎えることができました。

少子化と定員割れが前提の昨今、新規人材の獲得は争奪戦です。「誰かが応募してくるだろう」と悠長に構えることはできません。

世の中全体で見れば定員割れが前提ですから、当然、勤め先を選ぶ側(新社会人)としては、条件の良い就職先を探すはずです。そんな中、池田病院へ入職を希望してもらえるのはありがたい限りです。

少ない人材が定着し、活躍していけるようにリハビリテーション職でも卒後教育の重要性が指摘されています。
日本理学療法士協会・日本作業療法士協会・日本言語聴覚士協会からは、卒後教育に関するガイドラインが示されています。
当院でも上記ガイドラインを参考にしながら、入職後の卒後教育プログラムを実行しているところです。

実践の場でコメディカルとして協働し、その能力を発揮していくためには卒後の経験は非常に重要です。卒後の経験を後押しして行くことはもちろんですが、そのためには私自身も頼れる先輩になるよう努力しなければなりません。

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いよいよ双子も幼稚園

コロナ対策もだいぶ慣れ、陽性者が増加しても落ち着いて受け止められるようになってきました、あどみんです。

変異株が現れるたび、「重症化しにくい傾向」とアナウンスされることもありますが、油断大敵です。

双子が産まれてあっと今に2年が経ち、とうとう双子も幼稚園に入園することになりました。

小林市でも、幼児教育・保育は無償化になっております。

https://www.city.kobayashi.lg.jp/soshikikarasagasu/kenkofukushibukosodateshienka/hoikuyoutien/2002.html

ただ、うちの双子の場合は1号認定になるはずなので、3歳児クラスに入るまでは有償です。

認定こども園制度が開始されだいぶ経ちました。慣れてしまえば混乱することもないのですが、導入当時は「1号?2号?3号?」と同じクラスのお友達でも、号認定によって支払い金額が変わるなど、困惑したことを覚えています。

長女が生まれてくれて、父親になって13年が過ぎます。小学校には16年関わることになります。16ねーん!

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豆まき集会

「鬼は外、福は内」、毎年豆を投げます。あどみんです。

あどみんの子どもたちは、お寺の幼稚園を卒園し、双子もお寺の幼稚園に入りました。

お寺の幼稚園では、毎年「豆まき集会」ということで、幼稚園の先生やお寺の方々が、豆まきの行事をしてくださいます。

あどみんの子どもたちは、みんなこの「豆まき集会」に戦々恐々としてきました。お寺の方が鬼に扮して子どもたちを追いかけてくださるのですが、子どもたちからすると怖いらしく、上の3人娘たちは「また鬼が来る……」とその日は幼稚園を「お休みしようかな……」と言っていました。

しかし、双子たちはその話を知ることなく登園したそうです。
「これは泣いて帰ってくるか?」と思っていましたが、以外と楽しめたようで、帰ってきたら色々お話ししてくれました。

どうやら互いをかばい合って双子パワーで乗り切ったらしいです。
「相棒だから」とのコメントが印象的でした。

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何回目だろうか七五三

新年あけましておめでとうございます。今年も池田病院とともによろしくお願いいたします。

COVIDー19感染拡大への対策とともに始まる新年にも慣れてきました。あどみんです。
両親に子供たちの成長をなかなか見せられていないことが気がかりです。

あどみん、子どもが5人おります。

3姉妹からの4姉妹と思いきや、二卵性双生児で息子(末っ子)も出てきて、娘4人に息子1人と、子宝に恵まれました。

「子宝」と「恵まれた」という表現が好きです。「命を授かる」「子どもの存在」ということに対して、日本語文化において独特の感情が感じられますよね。

COPDの体かつ高齢出産と、妻にはだいぶ賭けに出てもらった双子も、スクスクと育ち七五三の節目です。

上3人のお姉ちゃんたちの七五三を終えてから、再び始まった七五三ループ。11月はまさに七五三シーズンなので、密を避けるために1月へ外しました。

恒例の家族写真を撮り、改めて「家族多い」と思いました。子どもたちと「親族155人計画」という話をすることがあります。
あどみんが5人の子宝に恵まれました。これが、あと3代続けば5の3乗です。

5(無印あどみん)× 5(おじいちゃんあどみん)×5(ひいおじいちゃんあどみん)=125人

つまり、あどみんの子どもたち5人が、それぞれ5人ずつの子宝に恵まれて、その子どもたちが、また5人ずつの子宝に恵まれると、5人の子どもと25人の孫と125人のひ孫に囲まれたあどみんは、5+25+125=155人の親族に恵まれます。

もし、およそ同世代で125人のひ孫に恵まれれば、小林小学校の全児童のおよそ5人に1人は、あどみんの親族です。

楽しみです。

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献血20回目

12月も暮れとなって新しい年を迎える準備に、みなさんお忙しいのではないでしょうか?
風が強いと「北風と太陽」を思い浮かべます。あどみんです。

去年の暮れも献血していました。場所も同じナフコ小林店の駐車場です。
去年の暮れは雪が降っていて、非常に寒かったのを覚えています。

たまたまなのでしょうが、今年も12月30日にナフコ小林店の駐車場に献血バスが来てくれました。
今年は雪は降りませんでしたが、風が非常に強くて、献血バスの職員の方やボランティアの方が、会場設営に苦労しておられました。

今回でちょうど20回目の献血でした。次は3月頃には献血できるようになりますが、小林には献血ルームがないので、献血バスが来るのを待とうと思います。

今日は大晦日です。近くのお寺さんでは除夜の鐘が鳴らされますが、コロナ禍の影響から近隣住民が鐘をつく恒例行事は取りやめとなりました。残念です。

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RASS・メンタルリハーサル法講習を受講しました。

11月は、RASS・メンタルリハーサル法講習の「実践編」を受講しました。
ちょっとずつ双子に手が掛からなくなってきているので、自己研鑽のペースを上げております、あどみんです。

上記講習会の「基礎編」は8月に履修済みですが、「実践編」まで履修して「修了」ということになるそうなので、「実践編」まで履修しました。

新型コロナウイルスが出てくるまでは、東京まで行かなければ履修できなかった講習ですが、今年度は初めてオンライン講習の試みということで、小林市からでも講習が叶いました。

上記アプローチ法は、吃音を対象としています。

「吃音」とひとくくりにしても、Van Riper先生がまとめてくださったトラック1〜4の他にも、脳損傷に伴う症候性吃音など種類が分けられます。

今回履修したRASS・メンタルリハーサル法は、発達性吃音に対して間接法に分類される方法です。

吃音と言語聴覚士は、歴史的にも非常に深く関わりがありました。
吃音の9割を占めると言われる発達性吃音は、罹患率が5%程度と言われ、発吃(吃音の発症)は幼児期に多いと言われています。

言語症状として、他者からしても当人からしても非常にわかりやすい分、言語聴覚療法の対象となりやすかったのだと思われます。

映画化されたものでは、「英国王のスピーチ」が有名なようです。あどみんも観ましたが、ここで紹介されていたのは「直接法」ばかりでした。

英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

英国王のスピーチ (吹替版)

最近はAmazon prime videoでも観られるんですね。

今は違うのかも知れませんが、あどみんが養成校に通っていた頃は、間接法といえば「環境調整法」ぐらいしか習わず、直接法ばかりが強調されていた印象でした。

今回RASS・メンタルリハーサル法を履修してみて、養成校でならった「環境調整法」とは全く違う、本当の意味での「環境調整法」だと感じました。

あどみんは脳神経外科が中心の病院で勤務しておりますので、吃音そのものを治療対象とすることはなかなかありません。しかし、もともと吃音のある方が脳血管障害等を起こし、別な言語障害も併発した状態の方を担当することはありました。これからもあると思います。

成人領域が中心とは言え、対象者は必ず小児期の「発達」を経て成人しています。その方の発達や生活歴を十分に踏まえた言語聴覚療法を提供するためにも、非常に良い学びとなりました。

講習に使用したテキストは、市販されている成書でした。

間接法による吃音訓練 自然で無意識な発話への遡及的アプローチ ー環境調整法・年表方式のメンタルリハーサル法