春の陽気がぽかぽかとして心地よい日が増えました。
新年度が始まり、新しいことに挑戦する方もいらっしゃることと思います。
現在、ロードバイクのオーバーホールを進めております。あどみんです。
さて、池田病院にも新入職員の入職がありました。
リハビリテーション科にも新卒者の入職があり、新たな仲間として仲良く日々の臨床に頑張っていければと思います。
リハビリテーション科では、ここ数年新入職員に対する教育プログラムのブラッシュアップに取り組んでいます。
どの業界でも同様の流れなのかも知れませんが、いわゆる「即戦力」を求めた時代から、「卒前卒後教育」「人材育成」へと変わって来ています。
リハビリテーション・セラピストの養成においても同様の流れがあり、「卒前=養成校」「卒後=国家資格取得後・入職後」という位置付けです。
新入職員に対しては、担当する先輩セラピストを決めて対応し、業務に必要となる基礎知識や事務作業などを教えるだけではなく、働いている中での様々なことについても相談できるように対応を検討しています。
先輩セラピストは、いわゆるメンターとしての役割も担っている印象でしょうか。
あどみんも現在、2人目の教育プログラムに関わっております。
教育プログラムは3年制なので、タイミングによっては重複して新入職員の教育担当になる場面もありました。
教育担当の先輩セラピストは、臨床能力や病院内での役割だけではなく、メンターとしての役割も出てくるので、人材育成や社会人教育に関する学習も必要になると考えています。
言語聴覚士になる前は、ゲームクリエイターだったのですが、その頃に読んでいたビジネス書を読み返したり、新たに購入したりすると、「医療職」の独特さにハッとすることがあります。
コロナ禍を経て、医療職はエッセンシャル・ワーカーとしての認識が自他ともに浮き彫りになった気がします。
その分、自分の在り方にも傲慢さが見え隠れやしないかと。
リハビリテーション・セラピストは、確かに医療リハビリテーションとしての印象が強いのですが、それだけではなく対象者やそのご家族に寄り添い、チーム・アプローチの一環である介護・福祉関係者と歩調を合わせながら、「リハビリテーション」を実現するのが本分であるはずです。
「多様性」が強調される昨今です。水のように柔軟に。時には滝のように激しく。暖かくも、冷たくも。
どのような状況、環境、対象にも対応できるように。