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失語症者向け意思疎通支援者指導者研修

長いですね。「失語症者向け意思疎通支援者指導者養成研修」。

もう何のことを表しているのか途中でわからなくなりそうですので、分解してみましょう。

失語症者向け=失語症となった人に向けた

意思疎通=意思のやりとりを

支援者=支援する人を

指導者=指導する人を

養成研修=育てる研修

脳血管障害を代表とする脳の機能障害により、失語症という言語障害になることがあります。

日本全体では、50万人を超えるとも言われておりますが、疫学調査が不十分であったり、当事者の方々がご自身の考えや想いを伝えることが難しいため、なかなか地域・社会・職業リハビリテーションが進んでいない現状があります。

しかし、平成30年より「障害者総合支援法の地域生活支援事業」(必須事業)として、意思疎通支援の枠組みに「失語症」が明記されるようになりました。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sanka/shien.html(リンク:厚生労働省)

必須事業ですので宮崎県もこの取り組みを進めており、現在「意思疎通支援者」を養成する事業を宮崎県言語聴覚士会が委託されております。

この「意思疎通支援者」は一般市民の方から希望者を募り養成して参ります。

ということで、あどみんは「意思疎通支援者」の方を「養成する指導者」となるための研修を受講いたしました。

2日間で16時間の研修でした。現地開催の場合は東京まで行かなければなりませんでしたが、Withコロナの社会情勢からオンライン研修で参加できました。

一人でも多くの意思疎通支援者が生まれれば、社会から孤立してしまう失語症を抱えた方々やそのご家族が、社会との接点を増やしたり、社会・イデオロギーが変わっていく素地となります。

がんばって活動するぞー。

来週末はRASS・メンタルリハーサル法の研修だー。